
製造2課 PLフレーム・自走係で職長を務め、専用機の製作を担当しています。専用機に携わって約25年。これまで数多くの機体づくりに関わりながら、設計図を実際の機体として形にする現場を担ってきました。初めて専用機の製作に関わったときの印象は、率直に言って「楽しい」というものでした。規格品の製造とは異なり、専用機は一台ごとに仕様が異なります。決まった手順書に沿って作業するのではなく、案件ごとに発行される手配書や図面をもとに、その都度機体を組み上げていきます。
手順書のないものづくり
同じ形の機体がほとんど存在しないため、毎回が新しいものづくりです。その分、作業工数も変わり、現場での判断や工夫が求められる場面も多くなります。図面を読み解きながら、どうすれば効率よく、かつ確実に仕上げられるかを考える。その積み重ねこそが、専用機製作の難しさであり、同時にものづくりの面白さだと感じています。


完成形を共有し、大量案件を乗り越える
特に気を遣うのが、完成品のイメージを現場全体で共有することです。図面だけでは伝わりにくい部分も多く、実際の使用環境や作業方法を想像しながら、作業者同士で認識を合わせて製作を進めます。印象に残っているのは、大手自動車メーカー向け約1000台の専用機案件です。限られた納期の中、工程管理や人員配置を工夫し、チームで連携して無事に納品までやり遂げました。この経験は、専用機づくりの難しさとやりがいを強く実感しました。

現場で生きる経験と工夫
現場での調整が必要になる場面も少なくありません。そのときに重要になるのが、適材適所の判断です。作業内容に応じて担当を振り分けることで、効率よく作業を進めることができます。
また、長年の経験が生きるのはミスを防ぐ場面です。製作の工程を先読みしながら確認を重ねることで、トラブルを未然に防ぐことができます。こうした積み重ねが、安定した品質につながっていると感じています。

物流現場を支える
“クリエイティブ”な仕事
今の仕事は、自分にとって「クリエイティブ」な仕事だと感じています。図面をもとにしながらも、現場の判断や工夫によって一台の機体が完成していく。その過程には、ものづくりの面白さがあります。そして、その機体は物流現場で実際に使われ、作業の負担を軽減し、効率を高める役割を担います。専用機づくりを通して、現場の作業ストレスを少しでも減らすことが私たちの使命だと思っています。