開発戦略部技術課に所属し、全国営業の窓口として専用機の見積もりおよび全体図の作成を担当しています。専用機に携わって約17年。これまでに手がけた見積もりは約8,700件、設計した機体は約7,400件にのぼります。
数多くの案件に向き合う中で、「発想次第で形にできないものはない」と感じました。規格品とは異なり、一品一様でゼロから構想するものづくり。お客様の要望をかたちにしていくその過程こそが、専用機の難しさであり、同時に大きな魅力でもあります。


要望を的確にカタチにする
専用機は、同じ設計がほとんど存在しません。一台ごとに用途も環境も条件も異なり、前例がそのまま通用するケースは極めて少ないのが実情です。だからこそ、お客様のご要望や使用環境を的確に把握し、求められる仕様へ正確に落とし込む力が求められます。

専用機に求められるスピードと精度
そして、重要なのが、迅速な対応です。専用機は検討段階からプロジェクトが動き出していることが多く、回答のスピードそのものが価値になります。ご相談をいただいてから、いかに早く、そして正確に全体像をご提示できるか。それが、その後の進行を左右します。
制約の中で最適解を導く
― 安全を最優先にした設計思想
印象に残っているのは、持ち手のない半切ドラム缶の反転機です。特殊な形状のため、従来の方式では対応が難しい案件でした。安全かつ確実に反転させる方法を模索しながら、自社の設計基準やルールを順守することを前提に検討を重ねました。
制約の中で最適解を導き出す。そのプロセスこそが、設計者としての力が問われる場面だったと感じています。また、専用機の仕事で常に意識しているのは、“安全であること”。どんなに斬新なアイデアでも、安全性を満たしていなければ意味がない。まずは自社の設計基準に適合しているかを確認し、その上で最適解を探ります。



“オンリーワン”をかたちにする使命と尽きることのない挑戦
実際にご使用いただき、「助かっています」とお声がけいただける瞬間は、これまでの努力が報われる瞬間です。専用機は、まさにオンリーワン。同じ現場は一つとしてありません。だからこそ、その現場にとって最適な一台をつくることが私たちの使命です。17年間で数多くの案件を手がけてきましたが、アイデアが尽きることはありません。今日も新たなご依頼に向き合いながら、まだ世の中にない一台を構想し続けています。